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司法書士合格体験記(8)

2日振りの投稿です。毎日の更新を目標にしているのですが、やはり難しいですね。可能な限り頑張ります。



今日は、勉強時間他についてです。




・働きながらの勉強について



 結果的に5年半程度受験生活をしたことになりますが、その間、ずっと働きながらの勉強でした。勉強時間は、年によって違いがありますが、平均的には、通常期で、平日3~4時間(朝2、通勤1、夜1)/日、休日4~5時間/日、直前期(4月以降)は通常期の2~3割増といったところです。



 夜の付き合いは多く、週に2~3日は何がしかの予定が入っていましたので、まとまった勉強時間がとれるのは朝だけでした。



 社会人受験生については良く言われることですが、とにかく細切れのスキマ時間を活用しました。仕事は内勤でしたのであまり外に出る機会はなかったのですが、出張等があれば必ず移動時間は勉強に充てましたし。またどんな時でも3分の空き時間あれば必ず何らかの作業をするように徹底しました。その辺りの瞬時の切り替えについては自分でも相当鍛えられたと思います。



 
・答練と本試験について



 まず、答練・模試の活用法です。
 山村講師も仰っていましたが、擬似本試験として受け、時間配分等、色々なことを試してみることが重要です。例えば、午後の択一と記述を解く順番です。
 初めて答練を受けて以来、本試験を含めて、合格した年の1回目の模試まではずっと択一を先に解いていましたが、記述式においてなかなかケアレスミス(見落とし、読み飛ばし等)がなくならなかったことから、合格した年の2回目の模試では、最も集中力が高い試験開始直後に記述式を解くように変更してみました。
 これが功を奏し、以後、本試験を含めて記述式を先に解くようにしました。また、模試を受ける毎に、間違えの原因(読み飛ばしなどケアレスミス、知識の精度、未知問題など)、時間配分などを記録として残し、その上で総括的に反省を行って自らの課題を整理して、以後の勉強方法に反映するようにしていました。
 この効果として、民法では細かな条文知識でひっかけられることが多いことが弱点のひとつとして浮き彫りになり、条文対策の強化につなげることができました。



 
 これも良く言われることですが、本試験の問題と答練と模試の問題は別物です。本試験では基本事項が問われますし、答練のような重箱の隅をつつく類の問題は殆ど出題されません。
 確か、Wセミナー山本講師の本に書かれていたと思いますが、10数回分の問題をつくる必要がある答練と1回分の問題をつくればよい本試験では違いが生じるのは当然です。答練は、論点毎に細かい点を問う問題が主になるのに対して、本試験は、全体を縦、横にざっくりと切り出したような(よくわからない言い方で恐縮ですが)タイプの問題が多いと思います。
 その良い例が、平成19年の午前の第4問です。Wセミナー姫野講師がブログで指摘されていましたが、こういうタイプの問題は、答練では決して出題されません。
 ちなみに本試験の感じにもっとも近い出題内容と感じたのは、伊藤塾の模試です。伊藤塾は答練がなく模試2回だけなので、本試験と似たような条件のもとで問題が作成できるのかもしれません。



 尚、蛇足ですが、模試はできるだけ、複数の予備校のものを受けるべきです。予備校毎に問題のタイプがあり(とくに記述式は)、様々なタイプの問題でアウトプットしておくべきだからです。(そういう意味では過去問はまさしく本試験そのものであり、その攻略なくして合格は有り得ないことは自明です)



  
 次に、答練・模試の結果は必ずしも本試験の結果につながらないということです。私平成17年度本試験の択一では合格レベルの得点でしたが、答練と模試ではなかなか思うように結果がでず、本試験を迎えています。答練・模試の結果が思わしくなくても、決して諦めずに本試験に臨むべきです。



 また、直前期は、本過去問を年度別に解き総復習、総点検をすることをお勧めします。答練・模試の問題に慣れた頭を本試験用にチューニングし直す必要があるからです。



 本試験中の心構えとしては、簡単と感じても難しいと感じても心を揺さぶられないようにすることが重要です。択一の基準点は、50問から55~6問まで幅があります。私は、平成18年度の試験で、前年の平易な印象が頭から離れず、かつ本試験では答練のようなひっかけ問題はないとの思い込みも悪さして、ひっかけとケアレスミスで民法を3問も落とす経験をしました。見くびることなく、恐れすぎずという意識が大切です。



次回は、使用した参考書の紹介をしたいと思います。それでは
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司法書士合格体験記(7)

今日は、テーマ別の2回目、記述式の勉強方法です。



 ある意味で、この試験の壁を最も感じさせられたのは科目です。とくにショックだったのはそれなりに準備して臨んだ4年目の結果でした。問題文指示の読み飛ばし、登記記録の見落とし(保存登記すべきところを移転登記に)など不注意によるケアレスミスのオンパレードで自滅したのです。それも、不登、商登それぞれに50分づつ合計で100分もの時間を割き、いずれも普段の問題演習の場面でしたことがあるミスを乱発した結果でした。



 前々回に紹介しましたが、合格した年に実施したのは、伊藤塾山村講師の答案構成法のスキルを習得し、ひたすらこの方法によるトレーニングの繰り返しです。




 問題演習はブリッジ(司法書士ブリッジ商業登記法 実戦編 (司法書士択一・記述ブリッジ)司法書士 択一・記述ブリッジ 不動産登記法 実戦編 (司法書士択一・記述ブリッジ))、前年までの答連の問題に加え、秋から山村講師の「とける」を、直前期には蛭町講師の「うかる」を受講し、繰り返し解きました。



 大事なことは、



  ・自分の型を決めて、毎回必ず同じ手順で解くこと



  ・実体判断をした後で、手続き判断を行うこと(両方ごっちゃにして検討しないこと)



  ・自分のよくやるケアレスミスを把握し、問題演習の前に必ず間違いノートで確認すること



  ・問題演習では、必ず本番と形式で解くこと(書くのを省略しない)



  ・問題演習は時間を計って行うこと



  ・添付書面などの細かな論点よりもまずはフレームを外さない(*)ことを最優先にすること



 などです。



  (*)実体判断を正確に行い、なすべき登記を間違わないこと



 そして、とける、うかる、模試等の受講を通して言えるのは、伊藤塾の記述式出題内容の質の高さです。
 
 ここ数年は、本試験の記述式問題は、知識的には基本的な事項を問う一方で問題の構成及び問題文指示は手の込んだ内容となり、かつボリュームが増える傾向にあります。その対策としては”基本的な事項を問う難易度の高い問題”で訓練しておく必要があると思います。こうした本試験の傾向をもっとも捉えているのは伊藤塾だと思います。



 平成14年以前の問題であれば、ブリッジのみでも充分対応できたと思いますが、ここ数年の本試験の問題傾向に対応するためには、答練、記述式演習講座でのトレーニングは欠かせない思います。自分の印象では、その中でももっとも歯ごたえのある出題内容なのは伊藤塾でした。




 さて次回は、勉強時間他についてです。それでは。

司法書士合格体験記(6)

今日からは、テーマ別に書いてみたいと思います。まずは、択一対策について。



①条文・テキストと過去問の往復



 過去問の重要性は言うまでもないことですが、解いて解説を読むだけでなく、必ず条文、テキストにあたらなければなりません。テキスト、条文に書いてある基本的な知識の精度を確かなものにしながら、それら知識が本試験でどういったかたちで問われているのか、頭に覚えこませることが重要です。



 私自身、少ない勉強時間の中でそこを疎かにしたため、結果的に遠回りを強いられることになりました。(私の場合、2年目過去問だけ、3~4年目は直前チェックだけというやり方で、条文を含めてバランスよく勉強したのは合格した年になってはじめてでした)。



 特に条文の重要性は予備校の講師の方々、合格者の誰もが指摘していることであり、面倒がらずに逐一六法をひくことが大切です。



 とくにかく条文・テキストと過去問の往復は試験勉強の王道です。最初からこの方法をとっていれば2~3回程度で合格てきたと悔やまれます。



 これは過去問の数が少ない憲法及び司法書士法と例外科目の刑法を除く全ての科目に言えることです。



②科目別勉強法について



(民法)
 とにかく過去問(司法書士試験合格ゾーン過去問題集民法 2008年版 上 (2008) (司法書士試験シリーズ)司法書士試験合格ゾーン過去問題集民法 2008年版 下 (2008) (司法書士試験シリーズ)と直前チェック(を繰り返しまわしたことに尽きます。合格した年は、Wセミナーの姫野講師の過去問分析の方法論―過去問から見た民法・不動産登記法の重要論点を3回ほどまわしました。答練の復習にはあまり力を入れませんでした(その余裕はありませんでした)が、未知の問題の中で、自分なりにひっかかった知識を直前チェックに集約するようにはしていました。また直前期には、定着していない知識をカード化し、繰り返して解くようにしました。



(商法・商登法)
 条文をコピーして余白を大きくとり、そこにあらゆる知識を集約し、何回もまわしました(通達もまわしました)。条文を読んでいると毎回、新たに気付くことがあり、それをメモするようにし、その他、通達の知識、伊藤塾のオープンセミナー等で仕入れた知識を補充しました。また、わかりにくい論点、横断的に整理すべき論点について自分で表を作成し、条文の中にはさみ込みました。
とにかく条文と通達が全てです。平成19年度の商登法の問題は通達(商業登記関連法令集)をしっかり読んでいるかどうかで差がついたと思います。



(不登法)
 民法と同様に司法書士直前チェック 4 第7版 (4)に過去問(司法書士試験合格ゾーン過去問題集不動産登記法 2008年版 (2008) (司法書士試験シリーズ)司法書士試験合格ゾーン過去問題集不動産登記法 下 2008年版 (2008) (司法書士試験シリーズ))、答練等の情報を集約し、過去問とともに繰り返しまわしました。また、改正以降は、登記令、規則、準則()を素読みしました。この科目では条文はあまり重要視されていませんが、改正からまだ間がないためか本試験で条文自体が問われるケースもあり、有効だと思います。
よく言われるように、記述式の勉強をしないとイメージをつかめず、とっつきにくいのですが、私は、Wセミナー竹下講師のブリッジを受講したので、記述式とセットで択一の知識習得を図ることができました。ブリッジの理論編は、講義を受講した後、1~2回まわしただけで、直前チェックをまわすようになってからは手をつけなかったのですが、今にして思えば、直前チェックに情報集約すればより効果的だったかなと思います。



(憲法)
 司法書士直前チェック憲法・司法書士法と条文だけです。それ以外は答練・模試の問題を解いた以外は何もやりませんでしたが結果的に充分でした。今手元に資料がなく、明確なことは言えませんが、初めての受験だった平成15年の本試験を除き、3問ともとっていたと思います(正確にはデータを整理して報告します)。ただこれはあくまでも個人的な印象ですが、平成19年はやや難しくなったような気がします。私は、なんとなく難化するのではと予想していたので、平成19年の試験に向けた勉強では、直前期に、過去の答練の問題、模試の問題を解くようにしました。



(刑法)
 過去問(司法書士試験合格ゾーン過去問題集憲法・刑法 (08年版) (司法書士試験シリーズ))しかやりませんでしたが、それで充分でした(直前チェック、条文は全く使用せず)。尚、合格した年は、過去に受講した答練・模試の問題の中から、前年の本試験で出題された論点以外の問題を選んで解きました。この方法で、毎年、2問は確実にとれていました。この方法でとれない問題は、大抵の受験生(除く司法試験転向組)はできないと思いますので、労力を割くことは効率が悪いと思います。



(民事三法)
 過去問()、司法書士直前チェック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法の繰り返しと合格した年は条文(民訴と民保)です。これ以外では、Wセミナーの山本講師の山本式合格法民事訴訟法民事執行法・民事保全法を通読し、手続き法独特の無味乾燥とした印象を和らげ、理解を深めることができました。
 この科目はとにかく覚えることです。



(供託法)
 過去問、直前チェックの繰り返しと合格した年は条文(規則含む)の素読みです。改正からまだ間がないため、条文と規則はとても重要だと思います。



(司法書士法)
 直前チェックの繰り返しのみです。



次回は、記述式についてです。それでは

司法書士合格体験記(5)

今日は合格した年(平成18年7月~平成19年6月)の勉強について。



 平成18年の試験で無残にも敗れ、勉強を再開するにあたっては、何がよく、何が悪かったのか、自分の課題は何かについてきちんと反省・総括することにしました。



 具体的には次のような内容です(当時書いた内容そのままです)。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



直前期
・民訴系、供託の記憶の定着に手間取り時間を費やさざるを得なかった。
・民法も同様であり、最終週でも直前チェックの7~8割近くをチェック確認せざるを得なかった。
 ⇒「理解」を伴った記憶を増やし、暗記部分を可能な限り縮小する。事前暗記を増やす。
・会社法、商登法は条文中心で正解
・不登法は直前チェック+条文で正解(あと1問上積み▲3としたい)
・憲法は直前チェックのみで正解(推論対応で論点整理は必要)
・刑法は過去問のみで正解
・供託法は改正部分(供託規則)への対応が不足していた。(旧の直前チェックを使用していたため)
・司法書士法は、簡裁、業務関連の知識が不足(司法書士規則の当該部分がフォローできていなかった)
・上記の通り民法、民訴系の状況により時間が割けず、アウトプット訓練が不足した感あり(6/18の最終模試以降の2週間は、H13~H17(H16はできなかった)の年度別過去問のみ)。直前期のみならず年間を通してアウトプット訓練が不足していたか。過去問を解いたのは5月連休と直前期のみで、アウトプットは答練のみ。
  ⇒とくに民法と不動産登記法は答えがわかっていてもスピードを意識して3回程度は過去問をまわすべき。(直前チェックに掲載された過去問ではなく)
・民法の条文の完全習得ができなかった
・書式は、全ての問題(体系書式(36問)、的中書式(16問)、答練(22問)、模試(10問)、ブリッジ不登(26問)計110問)をまわすことができなかった(ホップ、ステップは1回もやらず。尚、年内中は前年答練(不登のみ)とブリッジ不登を中心に演習。)あまり多くの問題に手を出しすぎるのもどうか。一度完璧にできるようになっても2~3ヶ月たつと忘れてしまう場合もあり、直前期に回せる分量に絞る方がよいのか?



試験中
「本試験は答練のような引っ掛け問題はない」と思い込んでいたような気がする。一方で本年の問題は引っ掛けが多かった。
(午前択一)
・民法から手をつけたが最初の数問では(意思表示、代理等の事例問題が最初にくることもあって)頭が働かずペースを乱した。
 ⇒商法から解くのも一考か
・数問解いて「昨年同様に今年も簡単」と思い込んでしまい、深く検討せずに、語句を慎重に検証することなく肢を切り、引っ掛け部分にひっかかって安易に正誤を判断し、他の肢の検討を怠った。(2順目では、時間が不足し(1順目で1時間40近く費やした⇒安心してスピードが鈍ったか)、全問について検討することができなかった(結果として検討しなかった問題を間違えた))



(午後書式)
・書式のミスを克服できなかった
  ミス① 見落とし(表題登記のみ・問題文の注釈(登記原因証明情報を除く))
  ミス② 思い込みと確認懈怠(申請日)
  ミス③ 商登の登記できない事項に気付くことできず
時系列を把握しないことによるミス
  いずれも問題演習の場面で同様のミスを繰り返していたにも関わらず、同じ過ちを本試験で
  書式に時間がかかりすぎ(不:14:05~14:55 商:14:55~15:42)であり、また時間をかけたにも関わらずミスが多すぎる
  ⇒間違いノートの継続と演習の繰り返しぐらいしかないか
   例えば「表題登記のみ」の見落としは問題演習の際から危惧していたことであったが、実際に間違ったわけではなかったことから、間違いノートには記載していなかった。問題演習中に感じたことをこまめに間違いノートに記載することは重要。
  ⇒登記できない事項は気付きに委ねるのではなく、見つけ出す意識と全項目を点検するプロセスが必要ではなかったか。
   
全般
 直前チェックの回数をまわすことを優先し過ぎて、「記銘」のプロセスが不十分だった。その結果直前期でも記憶し切れていない事項が多く残ってしまった。その結果、直前期こそアウトプット「想起」を着実に行うことが必要であったにも関わらず、短時間で全てをまわすために、「読んで確認する」だけになってしまっていた。
 過去問を3回はまわすべき(但し時間をかけて)。何についてどう問われているのか明確に意識しながら。
 (直前チェックで学習する際に、どういった視点で、どのレベルまで記憶する必要があるのかを過去問分析を通して把握する)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ちなみにこの年に初めて取り組んだことがいくつかあり、反省・総括もそのうちの一つです。



 択一については前年通りの勉強法を基本に、条文への取り組みを強化しました。会社法は前年どおりですが、民法、民訴、民保、憲法、供託、司法書士法について、条文の素読みに取り組みました。



 また、5月頃から、どうしても覚えられない知識、間違えやすい論点についてカード化を作成し、6月に読み返すようにしました。



 過去問については、6月までに科目別に3回まわし、6月に入ってからは、平成元年から平成18年の年度別に1日に1年分づつ解くようにしました。この取り組みは、本番のシュミレーションの意味も兼ねていたので、二次の科目については、記述式の問題をセットで解くようにしていました。過去問の問題集をバラして、年度別に並び替えるのは結構大変でしたが、本試験の感覚を頭と体に覚えこませるためにはとても有効な方法だと思います。



 またこの年は、答練はうけず、模擬試験を多めに受けるようにしました。(合計7回受けました)
答練を受けると、毎週土日のどちらかは答練の受講とその復習でつぶれてしまっていたのですが、それよりも直前チェック、条文のまわしを優先した方がよいとの理由と、伊藤塾の山村講師が、一次と二次を別々の日に行う答練は本番のシュミレーションとしては不十分であり、本番と同じタイムスケジュールで行う模擬試験を増やした方がよいと仰っていたことを聞き、なるほどと思ったからです。



 記述式については、4回目の本試験でケアレスミスのオンパレードで自滅し、抜本的な対策を講じる必要性を痛感し、蛭町講師と山村講師の市販の本(うかる!記述式対策不動産登記 入門編 (司法書士試験)うかる!記述式答案構成力 商業登記 実戦編―講義再現版 (司法書士試験)うかる!記術式答案構成力 不動産登記 実戦編―講義再現版 (司法書士試験)を購入し、山村講師の答案構成法にかけることにしました。



 それまでは、大雑把にだいたいの流れは決めていたものの細かくは解き方の手順を決めておらず、問題によってその都度手順を変えており、言うなれば自分の型が決まっていない状態でした。また、実体判断と手続判断を分けずにごっちゃに検討していたため、手続判断の論点に気をとられ、最も大事な実体判断で判断ミスをするパターンがよくありました。



 山村講師の答案構成法では、この二つの弱点を完全に矯正でき、まさに合格の原動力になったと思います。



 尚、これは山村講師も仰っていることですが、本試験で答案構成法の全ての手順をこなすことは時間的に無理があるため、自分なりに時間を短縮する方法を検討する必要があります。何度か試行錯誤を繰り返し(問題演習の際は必ず時間を計って解き、どの手順にどの程度時間がかかっているのか把握するようにしました)、結果的に登記記録を答案構成に転記する手順を省略し、問題分の登記記録の所有者等に蛍光ペンでマークする方法をとって短縮を図りました。



 また、問題文の大事な箇所に蛍光ペンでマークすることも指導頂いた点ですが、これも読み飛ばし、見落としを防ぐために効果絶大でした。さらには、合格者の殆どが実行している間違いノートの作成も山村講師の指導を踏まえ、より試験対策に有効なものを作成するようにしました。以前は、知識面に重きをおいて間違いノートの作成を行っていましたが、合格した年は、細かなケアレスミスについても網羅するようにし、自分が陥りやすいミス、パターンをあぶりだすことに注力しました。問題演習の前には必ず間違いノートに目を通すようにし(問題演習はほぼ毎日行っていました)、自分の弱点を繰り替えし確認しました。



 問題演習でのポイントは、必ず、本試験の時と同じように問題を解くことです私は、解く前の間違いノートの確認からはじまり、演習中の蛍光ペンでのマーク(そのために必ず問題文をコピーして使用していました)、答案構成の作成、答案の記載まで、どの手順も省略せずに必ず実行することを徹底しました。
 
 こうした山村メソッドを活用し、多くの問題演習をこなすことで、記述式の力を飛躍的に伸ばすことができました。本試験では山村講師の教え通り、フレームを外さないことを再優先し、不登については、添付書面の記載は択一後に後回しにした結果、時間切れで最終的に6程度しか書けませんでしたが十分に合格点をとることができました。



 勉強方法以外でも、この年に初めて取り組んだことがあります。
合格者の民さんがよく仰っていることですがやはり最後は精神力です。本試験3ヶ月前から、「絶対合格」と書いた紙を机の前の壁に貼り、毎朝勉強する前に見て気合を入れるようにしていました。また、当日は、起床してから試験開始までの間、「どんな問題がでても絶対に諦めずに最後までくらいついてやる」と繰り返し頭の中で唱えていました。
 
 結果は、択一午前32問、午後29問、記述36・5点で無事合格を果たすことができました。



 これまでは、時系列でその年に取り組んだ勉強内容について記事にしてきましたが次回からは、ポイント毎にこれまでの記事で書けなかったことを中心に書いてみたいと思います。それでは今日はこの辺で。

司法書士合格体験記(4)

今日は、もっとも悔しい思いをした4年目(平成17年7月~平成18年6月)の勉強についてです。恐らくは、もっとも勉強をした年ではないかと思います。(勉強時間については、別途記事にしたいと思います。)



択一についてはこれまで通りの勉強方法で大丈夫との自信を深めていたため、前年通りの勉法を踏襲し、直前チェックをひたすらまわしました。

過去問については、直前期に科目別に2回程度まわしたのと6月に入ってからは、平成14年以降の問題を年度別に解きました。前々年の貯金があったため、95%以上の正解率は維持できていたと思います。尚、条文については前年よりは引く回数を増やしましたが、あまり重視しませんでした。

商法については大幅な改正があったため、まずはLECの改正対策の特別講座、Wセミナー山本講師のなるほど会社法 第3版 (新合格教室)、Wセミナー竹下講師の新会社法対策ノート―司法書士受験でインプットしました。その後、繰り返しインプット用の教材をどうするか悩んだ末に、条文(岩波コンパクト六法 平成20年版 (2008))をテキスト代わりに使うことに決めました。結局は最後には条文を確認しなければならないわけで、手っ取り早いですし、条文間の縦横の関連なども見やすく、一番わかりやすいように感じたからです。

条文は全てA4の紙に見開きでコピーし、空白の部分に書き込みすることで情報を集約しました。その上で、条文でのインプットを繰り返しました。結果的にこの方法はとても有効だったと思います。お勧めの方法です。

一方、記述については、前年の結果から本腰を入れてアウトプットの訓練を積む必要性を痛感し、合格のための最大のポイントであると考えました。そこで、秋からLECの体系書式演習講座を受講し、直前期にもLECの演習講座を受講し、答錬の問題の復習とあわせてアウトプットの訓練を繰り返しました。


 しかしながら、答練、模試の結果は、問題との相性で、できるときもあればできないときもあるという感じでなかなか安定しませんでした。



1月からは答練(Wセミナーホップ・ステップ、LECファイナル)を受講しました。成績は前年よりはよかったものの、合格を確信できるほどのものではありませんでした。ただ、Wセミナーの直前の模試で、合格ラインを突破し、それなりの自信を持って本試験に臨むことができました。



 本試験の結果は、択一午前27問、午後26問と決して満足できるレベルではなく、記述にいたってはこれまでの努力もむなしく25・5点で足切りに終わりました。



 この年はそれなりに勉強し、結果に期待をしていただけに、かなりショックでしたし、言い知れぬ悔しさを感じました。
 
 きちんと結果を総括、反省した上で、次の年に臨まないと同じことの繰り返しになるとも考えました。



 次回は、その総括、反省内容を含め、いよいよ合格年の勉強について書きたいと思います。それでは。

司法書士合格体験記(3)

今日は3年目(平成16年7月~平成17年6月)の勉強についてです。 前年のやりかたと一転して直前チェック(司法書士直前チェック 1 第6版 (1)司法書士直前チェック 3 第6版 (3)など)をまわすことに注力しました。直前チェックには掲載されていない過去問知識等を集約しました。10回以上はまわしたと思います。過去問については前年に相当やり込んだので、直前期に2回程度まわすだけにとどめました。条文については前年ほどではないにせよ、殆ど重視しませんでした。 記述については、基礎講座問題集と答練問題を数回まわしました。 答練は、2月中旬のコースから受講しました。前年よりは成績は上がりましたが、’合格評定’を出すまでには至りませんでしたし、自分が目標にしていた8割にもほとんど届きませんでした。


前年の本試験はほとんど答練と同じ出来だったこともあって、「今年もだめかな~」と思いながら直前期を過ごしたことを覚えています。


結果は、意外にも大健闘で(というよりももう一歩でした)、午前択一30問、午後29問で合格レベルでした。過去問とほとんど同じ肢がかなりあり、試験中から今年は簡単だなとの印象を持ちましたが、基準点をみても、午前は29問という高得点でした。


一方で、記述は難易度が高く、基準点25.5点のところ21点で、足切りでした。総合点でも5.5点足りず、惜しい結果に終わりました。


この年に受けてわかったことは、
・よく言われるように、答練の結果と本試験の結果は同じ訳ではない
・本試験も年によってレベルはいろいろである(あるゾーンの範囲には入ってはいますが)
ということです。


いずれにせよ翌年度は合格できるかもしれないとの自信を深めることができたのと同時に、記述についてはなんらかのてこ入れが必要との認識を強くしました。


次回は悔しい4年目の勉強についてです。それでは。

司法書士合格体験記(2)

今回は2年目(平成15年7月~平成16年6月)の勉強法について書きたいと思います。 勉強にあたって、

司法書士7カ月合格法という本を読みました。

 著書は柴田幸さんとその旦那さんでLEC司法試験の人気講師である柴田孝之さんです。 著者が7ヶ月で合格した勉強方法の実践内容を記した本なのですが、とにかく過去問を重視するというある意味でオーソドックスな方法論です。

 その内容は、 ①通信一括の基礎講座を3ヶ月程度で聞き終える。 ②択一過去問でインプットしながら、アウトプットの訓練を行う。 ③答練を受けてアウトプットの訓練を行う。というものです。

  択一過去問の重要性は、どの合格体験記にも書かれていることですが、この本では、過去問自体をインプットの教材とする方法が紹介されており、その効率性に魅力を感じました。

 やはり働きながらだと週20時間の勉強がせいぜいですので。 ということで、2年目については、この方法論のうち、②と③をそのまま実践することにしました。

 択一については全科目過去問を繰り返し解きました。10回以上まわしたと思います。

 無論、毎回全肢の○×を判断し、解説もきちんと読みました。

 ただ、とにかく数多くまわすことを重視し、条文、テキストにあたることは殆どしませんでしたし(とは言っても、民法・商法・登記法は基礎講座を受けていないためテキストと呼べるものはありませんでしたが)、解説を読むだけできちんと記憶するというプロセスが欠けていたと思います。

 1月から直前期までは答練を受講しましたが、復習はほとんどせず、過去問をまわすことを優先しました。

 その結果、択一の正答率は95%以上に達していたと思います。

 記述については、択一対策に精一杯で時間をかけることができず、ブリッジの実践編を4~5回まわす程度しかできず、答練の復習もあまりできませんでした。

 さて、かなり極端な過去問重視の勉強(というよりほとんど過去問しかやらなかったといっても過言ではない)の結果、平成16年の本試験では、どうだったか。

 択一は午前、午後ともに24問で足切り、記述はいいとこ20~30%という結果でした。

 ちなみに答練も平均すると24問程度の出来だったと思います。

 反省としては、とにかく数多くまわすことを重視し過ぎ、立ち止まって記銘するというプロセスをきちんと踏まなかったこと(あきらかにインプット不足)、条文を読まなかったため条文問題への対応が全く不十分だったことなどがあげられます(ちなみに柴田幸さんは、メリハリをつけながらではありますが条文対策はしていました)。

 そして何よりも主要4科目の基礎的なインプットがなかったということが、柴田幸さんの実践内容との最大の違いであり、敗因のひとつだったと思います。

 ただ変な言い方ですが、過去問のみを繰り返すという勉強方法をすると本試験でどの程度とれるのかという実証データとしてはそれなりに貴重なもののような気はしますが・・ 次回は3年目の勉強内容のご紹介です。それでは今日はこの辺で。

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司法書士合格体験記(1)

さて今日からは司法書士試験の合格体験記を書いてみたいと思います。



平成13年の11月に司法書士への再挑戦を決意した後、まずは教材選びの検討をしました。



その際にやはり気になったのは、平成6年当時にLECの通信講座を挫折した経験(昨日の記事参照)でした。当時の教材を使用することは(さすがに7年前のものなので)はなから諦めていましたが、「再び同じような無駄な結果に終わったら・・」との不安が頭をよぎり基礎講座を受講することには二の足を踏まざるを得ませんでした。



 そうこうしているうちに、新聞で「Newton TLT SOFT」の広告が目に留まりました。この通信講座は、パソコン教材で、とにかく正解に達するまで繰り返し演習を行うというものでしたが、何より目を引いたのは、「全ての演習をこなした上で、試験に不合格になった場合は代金を返金」というシステムでした(ちなみに今はこのシステムはないようです)。そこで早速申し込みをしましたが、これが受験生活を長引かせる一因だったと思います。



「Newton TLT SOFT」は、広告説明にもあった通り、ある程度基礎を学んだ中上級者クラス向けの教材で、そもそも民法以外は初学者の自分にはレベルがあうものではありませんでした。当たり前のことですが、最初は基礎から学ばなければ合格に必要な力が身につくわけはないのです。



 というわけで、身の丈にあわない教材と1年半格闘し、得られたものは僅かで、当然のことながら、初めて受験した平成15年の試験は惨敗に終わりました(午前13問・午後12問・記述はほとんど何もかけず)。(ただ代返返金というシステムは、学習を継続させるに充分な動機付けになり、計画通り全てのカリキュラムを完了することはできましたが・・)



 尚、記述式についてはさすがに何も基礎的なことを学ばないのはどうかと思って、Wセミナー竹下講師のブリッジ講座を通信カセットで受講しました。また、マイナー科目についても同様に竹下講師の択一完成講座を受講しました。これらは平成15年の試験の前にはほとんど復習はできず聞きっぱなしの状態でしたが、次年度以降に力を蓄えるためには非常に有効だったと思います。さらには、以前のように途中で挫折しなかったことで、最後までやりとげられるのではないかとの自信を深めることができたと思います。



 次回は、平成16年試験の2回目の挑戦に向けての勉強方法について書きたいと思います。



 それでは。

テーマ : 資格取得
ジャンル : 学校・教育

はじめまして

初めてのブログ立ち上げです。こらから司法書士開業までの活動を日々記していきたいと思います。今回は初めての投稿なので、まずは司法書士を目指した経緯から。

 そもそも司法書士になろうと考えてはじめて勉強しようと思ったのは平成6年頃(当時も今と同じ電機メーカーに勤務)です。以前から、資格取得に興味があったのですが、その当時は仕事自体と上司との人間関係の双方が上手くいっておらず、悩んだ末に在職中に資格をとって退職しようと決意してのことでした。

 司法書士を選んだのは、すぐに開業できる資格であること、法学部出身でなじみやすいと考えたこと(ご多分に漏れず大学時代は勉強をせず初学者同然でしたが)、働きながら司法試験は難しすぎると考えたことなどからです。決断すると行動するのは早い方で、当時は独身だったこともあり、迷うことなく大枚(50~60万ほどだったと思います)をはたいてLECの通信の一括テープを購入し、早速勉強を開始しました。とはいっても平日の夜は仕事とお酒の付き合いで全く勉強時間がとれず、平日の朝と土日が勉強時間でした。民法は今をときめく伊藤塾長で、とてもおもしろく講義を聞くことができました。

 その後の商法、不動産登記法(択一)の講義に興味がもてず、半年ぐらいで挫折(書式は’達人’蛭町講師だったのでそこまで行き着かなかったのが今にして思えば・・という感じです)。仕事の面でも上司が変わり、やりがいを感じられるようになり、そのまま完全に受験勉強からフェイドアウトしてしまいました。

 その後7年が経過し、管理職になったのを機会に平成13年の11月に再び司法書士試験の受験を決意し、勉強を開始したのです。その当時は、管理職に成りたてで仕事はそれなりに上手くいっていたのですが、ある日、毎晩遅くまで酒の付き合いで時間をつぶす日常に疑問を感じ、「このままでは自分に何も残らないのではないか。」と考えるようになしました。自分自身は、お酒は大好きで、嫌々付き合っていた訳ではないのですが(というより率先していたといっても過言ではありません)、なんとなく無駄に時間を過ごしているように感じられたのです。

 そして、自分には仕事をする上で強みと言えるものが何もなく、かねてから物足りなさを感じていたこともありました。そこで、これまでお酒に使っていた時間を法律の勉強に割こうと考え、どうせなら一度挫折した司法書士の資格を目指そうと思い立ちました。

 従って、2回目の勉強を開始した当初は、必ずしも、仕事として司法書士を目指した訳ではありません。平成19年に5回目の挑戦でようやく合格することができ、所期の目的を達成することができましたが、合格後、昨年末にかけていろいろと考え、この度働きながらの開業を決意しました。

 この辺りの経緯はまたあらためて。

 明日は、試験合格までの経緯を体験記風に書いてみたいと思います。それでは今日はこの辺りで。
プロフィール

スーパーEQ

Author:スーパーEQ
現在は、メーカーでサラリーマンをしています。
昭和40年生まれ44才。一児(娘)の父です。
平成19年に司法書士試験に合格しました。週末起業からの開業を目指しています。これからの活動、勉強した内容について、記録していきたいと思います。

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