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「遺言執行者の実務」東京司法書士会の研修に参加しました。

昨日、東京司法書士会の研修に参加してきました。
テーマは「遺言執行者の実務」。

これまで日本では、遺言自体が少なかったため、遺言執行についての先例は少なく、僅かの民法の条文を拠り所に、個々の事例毎に手探りで実務を行っているのが実態だそうです。

相続人以外への第三者への遺贈にあたり、税務署から相続人に対して贈与税の請求がされるケースがあるなど、法制面での一貫性も不十分な面があるようです。

遺言執行者の任務は、遺言の内容に沿って必要な手続きを行うということになりますが、そもそもどこまで対応すべきなのかはケースバイケースのようです。

例えば、遺贈の場合に遺留分が想定されるようなケースでは、受遺者と相続人との間で争いが生じることが明らかな場合とそのような事態がまったく想定外であった場合では自ずと遺言執行者の対応は異なることになります。

前者のケースでは、どう転んでも相続人が遺留分の主張をしてくることは間違いないので、とにかく遺言の内容を優先して淡々と処理することになります。
後者の具体例は、相続人が不在との前提で相続人以外への遺贈を内容とする遺言の執行を受任したところ、戸籍を調べてみると子供が存在したといったケースです。
この場合は、遺留分減殺請求がされる可能性があることを踏まえ、受遺者の意向を確認することが肝要です。
受遺者としては無用な争いは避けたいと考えることも十分に予想されるからです。

これは法律的な問題というよりも、相手の立場を慮り、いかに気を利かせるかということだと思います。

講師の方も仰っていましたが、遺言執行者の位置づけについては、民法では、「遺言執行者は、相続人の代理人」と規定されていますが、推定相続人の廃除の手続きをとることができる遺言執行者の立場とは矛盾があります。
この分野における実務遂行の難しさを象徴しているような気がします。
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プロフィール

Author:スーパーEQ
現在は、メーカーでサラリーマンをしています。
昭和40年生まれ44才。一児(娘)の父です。
平成19年に司法書士試験に合格しました。週末起業からの開業を目指しています。これからの活動、勉強した内容について、記録していきたいと思います。

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