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「貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する」を読みました

橘玲氏の「貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する」を読みました。

この方の著作を読むのは、「黄金の羽の拾い方」「得する生活」に続き3冊目。

これまでの著作とほぼ同じトーンなので、情報という意味ではあまり目新しいものはありませんでしたが、読み物としては面白く読めました。

本書では「法人成り」を「マイクロ法人」というコンセプトに仕立て、アメリカのようなフリーエージェント社会への移行を積極的に展望しつつ、「法人成り」による多大なメリットとサラリーマンへのしわ寄せに象徴される日本の税制をはじめとしたシステムの歪みが指摘されています。

サブタイトルになっている「雇われない生き方」に関し、アメリカのフリーエージェント化の実態が、ダニエルピンクの著書からの引用で紹介されているのですが、これがちょっとした驚きでした。

アメリカ
フリーエージェント総数3330万人 
(内訳)フリーランス(弁護士など) 1650万人 
臨時社員(派遣)       350万人
ミニ企業家         1300万人

一方のわが国は、
 フリーエージェント総数 370万人
 (内訳)フリーランス(弁護士など)   40万人 
臨時社員(派遣)       300万人
ミニ企業家           30万人

アメリカも昔からフリーエージェント化が進んでいたわけではなく、日本をはじめとしたアジア諸国の製造業の攻勢を受けて、変わらざるを得なかったというのが実態です。

アメリカで起ったことは10年後に日本でも起るとよく言われますが、日本においても好むと好まざるとに関らず、フリーエージェント社会へ移行していくのでしょう。

サラリーマンは、自分で時間を自由にできませんし、都心で勤務している場合は、ラッシュに揉まれ、朝早く家を出て、遅く帰宅する生活を繰り返すことになります。
仕事の面では、自分の思うようにならないことがままあり、やりたくないことをやることも求められます。
確かに、著者の言う‘社畜‘という面は否定できないですし。ロバートキヨサキ氏言うところの‘ラットレース’です。

一方で、少なくともサラリーマンでいる限り、仕事と安定した(昔ほどではないにせよ)収入が保障されています。
そして何よりも、‘やるべきことが毎日ある’生活を送ることができます。

‘自由’というのは、不安定なものです。
それは経済的なリスクを覚悟しなければならないという意味だけでなく、‘規則正しく生産活動に励む’という枠が外れることへの恐れの意味もあると思います。

サラリーマンであれば、個々人が考えなくても、その‘枠’は会社がはめてくれます。

その上で、著者の言うとおり、終身雇用という安全装置がある程度機能している日本においては、これまでフリーエージェント化が進んでこなかったということはうなずけます。

さて、これからどのようなかたちで、どのような時間軸を辿ってアメリカのようなフリーエージェント社会へ移行していくのでしょうか。

そして、本格的なフリーエージェント化が実現するまでの間は、日本の社会システムの歪みは放置され、‘マタイ効果’は継続するのでしょうね。


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
(2009/06/04)
橘 玲

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プロフィール

Author:スーパーEQ
現在は、メーカーでサラリーマンをしています。
昭和40年生まれ44才。一児(娘)の父です。
平成19年に司法書士試験に合格しました。週末起業からの開業を目指しています。これからの活動、勉強した内容について、記録していきたいと思います。

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