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司法書士合格体験記(5)

今日は合格した年(平成18年7月~平成19年6月)の勉強について。



 平成18年の試験で無残にも敗れ、勉強を再開するにあたっては、何がよく、何が悪かったのか、自分の課題は何かについてきちんと反省・総括することにしました。



 具体的には次のような内容です(当時書いた内容そのままです)。



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直前期
・民訴系、供託の記憶の定着に手間取り時間を費やさざるを得なかった。
・民法も同様であり、最終週でも直前チェックの7~8割近くをチェック確認せざるを得なかった。
 ⇒「理解」を伴った記憶を増やし、暗記部分を可能な限り縮小する。事前暗記を増やす。
・会社法、商登法は条文中心で正解
・不登法は直前チェック+条文で正解(あと1問上積み▲3としたい)
・憲法は直前チェックのみで正解(推論対応で論点整理は必要)
・刑法は過去問のみで正解
・供託法は改正部分(供託規則)への対応が不足していた。(旧の直前チェックを使用していたため)
・司法書士法は、簡裁、業務関連の知識が不足(司法書士規則の当該部分がフォローできていなかった)
・上記の通り民法、民訴系の状況により時間が割けず、アウトプット訓練が不足した感あり(6/18の最終模試以降の2週間は、H13~H17(H16はできなかった)の年度別過去問のみ)。直前期のみならず年間を通してアウトプット訓練が不足していたか。過去問を解いたのは5月連休と直前期のみで、アウトプットは答練のみ。
  ⇒とくに民法と不動産登記法は答えがわかっていてもスピードを意識して3回程度は過去問をまわすべき。(直前チェックに掲載された過去問ではなく)
・民法の条文の完全習得ができなかった
・書式は、全ての問題(体系書式(36問)、的中書式(16問)、答練(22問)、模試(10問)、ブリッジ不登(26問)計110問)をまわすことができなかった(ホップ、ステップは1回もやらず。尚、年内中は前年答練(不登のみ)とブリッジ不登を中心に演習。)あまり多くの問題に手を出しすぎるのもどうか。一度完璧にできるようになっても2~3ヶ月たつと忘れてしまう場合もあり、直前期に回せる分量に絞る方がよいのか?



試験中
「本試験は答練のような引っ掛け問題はない」と思い込んでいたような気がする。一方で本年の問題は引っ掛けが多かった。
(午前択一)
・民法から手をつけたが最初の数問では(意思表示、代理等の事例問題が最初にくることもあって)頭が働かずペースを乱した。
 ⇒商法から解くのも一考か
・数問解いて「昨年同様に今年も簡単」と思い込んでしまい、深く検討せずに、語句を慎重に検証することなく肢を切り、引っ掛け部分にひっかかって安易に正誤を判断し、他の肢の検討を怠った。(2順目では、時間が不足し(1順目で1時間40近く費やした⇒安心してスピードが鈍ったか)、全問について検討することができなかった(結果として検討しなかった問題を間違えた))



(午後書式)
・書式のミスを克服できなかった
  ミス① 見落とし(表題登記のみ・問題文の注釈(登記原因証明情報を除く))
  ミス② 思い込みと確認懈怠(申請日)
  ミス③ 商登の登記できない事項に気付くことできず
時系列を把握しないことによるミス
  いずれも問題演習の場面で同様のミスを繰り返していたにも関わらず、同じ過ちを本試験で
  書式に時間がかかりすぎ(不:14:05~14:55 商:14:55~15:42)であり、また時間をかけたにも関わらずミスが多すぎる
  ⇒間違いノートの継続と演習の繰り返しぐらいしかないか
   例えば「表題登記のみ」の見落としは問題演習の際から危惧していたことであったが、実際に間違ったわけではなかったことから、間違いノートには記載していなかった。問題演習中に感じたことをこまめに間違いノートに記載することは重要。
  ⇒登記できない事項は気付きに委ねるのではなく、見つけ出す意識と全項目を点検するプロセスが必要ではなかったか。
   
全般
 直前チェックの回数をまわすことを優先し過ぎて、「記銘」のプロセスが不十分だった。その結果直前期でも記憶し切れていない事項が多く残ってしまった。その結果、直前期こそアウトプット「想起」を着実に行うことが必要であったにも関わらず、短時間で全てをまわすために、「読んで確認する」だけになってしまっていた。
 過去問を3回はまわすべき(但し時間をかけて)。何についてどう問われているのか明確に意識しながら。
 (直前チェックで学習する際に、どういった視点で、どのレベルまで記憶する必要があるのかを過去問分析を通して把握する)



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 ちなみにこの年に初めて取り組んだことがいくつかあり、反省・総括もそのうちの一つです。



 択一については前年通りの勉強法を基本に、条文への取り組みを強化しました。会社法は前年どおりですが、民法、民訴、民保、憲法、供託、司法書士法について、条文の素読みに取り組みました。



 また、5月頃から、どうしても覚えられない知識、間違えやすい論点についてカード化を作成し、6月に読み返すようにしました。



 過去問については、6月までに科目別に3回まわし、6月に入ってからは、平成元年から平成18年の年度別に1日に1年分づつ解くようにしました。この取り組みは、本番のシュミレーションの意味も兼ねていたので、二次の科目については、記述式の問題をセットで解くようにしていました。過去問の問題集をバラして、年度別に並び替えるのは結構大変でしたが、本試験の感覚を頭と体に覚えこませるためにはとても有効な方法だと思います。



 またこの年は、答練はうけず、模擬試験を多めに受けるようにしました。(合計7回受けました)
答練を受けると、毎週土日のどちらかは答練の受講とその復習でつぶれてしまっていたのですが、それよりも直前チェック、条文のまわしを優先した方がよいとの理由と、伊藤塾の山村講師が、一次と二次を別々の日に行う答練は本番のシュミレーションとしては不十分であり、本番と同じタイムスケジュールで行う模擬試験を増やした方がよいと仰っていたことを聞き、なるほどと思ったからです。



 記述式については、4回目の本試験でケアレスミスのオンパレードで自滅し、抜本的な対策を講じる必要性を痛感し、蛭町講師と山村講師の市販の本(うかる!記述式対策不動産登記 入門編 (司法書士試験)うかる!記述式答案構成力 商業登記 実戦編―講義再現版 (司法書士試験)うかる!記術式答案構成力 不動産登記 実戦編―講義再現版 (司法書士試験)を購入し、山村講師の答案構成法にかけることにしました。



 それまでは、大雑把にだいたいの流れは決めていたものの細かくは解き方の手順を決めておらず、問題によってその都度手順を変えており、言うなれば自分の型が決まっていない状態でした。また、実体判断と手続判断を分けずにごっちゃに検討していたため、手続判断の論点に気をとられ、最も大事な実体判断で判断ミスをするパターンがよくありました。



 山村講師の答案構成法では、この二つの弱点を完全に矯正でき、まさに合格の原動力になったと思います。



 尚、これは山村講師も仰っていることですが、本試験で答案構成法の全ての手順をこなすことは時間的に無理があるため、自分なりに時間を短縮する方法を検討する必要があります。何度か試行錯誤を繰り返し(問題演習の際は必ず時間を計って解き、どの手順にどの程度時間がかかっているのか把握するようにしました)、結果的に登記記録を答案構成に転記する手順を省略し、問題分の登記記録の所有者等に蛍光ペンでマークする方法をとって短縮を図りました。



 また、問題文の大事な箇所に蛍光ペンでマークすることも指導頂いた点ですが、これも読み飛ばし、見落としを防ぐために効果絶大でした。さらには、合格者の殆どが実行している間違いノートの作成も山村講師の指導を踏まえ、より試験対策に有効なものを作成するようにしました。以前は、知識面に重きをおいて間違いノートの作成を行っていましたが、合格した年は、細かなケアレスミスについても網羅するようにし、自分が陥りやすいミス、パターンをあぶりだすことに注力しました。問題演習の前には必ず間違いノートに目を通すようにし(問題演習はほぼ毎日行っていました)、自分の弱点を繰り替えし確認しました。



 問題演習でのポイントは、必ず、本試験の時と同じように問題を解くことです私は、解く前の間違いノートの確認からはじまり、演習中の蛍光ペンでのマーク(そのために必ず問題文をコピーして使用していました)、答案構成の作成、答案の記載まで、どの手順も省略せずに必ず実行することを徹底しました。
 
 こうした山村メソッドを活用し、多くの問題演習をこなすことで、記述式の力を飛躍的に伸ばすことができました。本試験では山村講師の教え通り、フレームを外さないことを再優先し、不登については、添付書面の記載は択一後に後回しにした結果、時間切れで最終的に6程度しか書けませんでしたが十分に合格点をとることができました。



 勉強方法以外でも、この年に初めて取り組んだことがあります。
合格者の民さんがよく仰っていることですがやはり最後は精神力です。本試験3ヶ月前から、「絶対合格」と書いた紙を机の前の壁に貼り、毎朝勉強する前に見て気合を入れるようにしていました。また、当日は、起床してから試験開始までの間、「どんな問題がでても絶対に諦めずに最後までくらいついてやる」と繰り返し頭の中で唱えていました。
 
 結果は、択一午前32問、午後29問、記述36・5点で無事合格を果たすことができました。



 これまでは、時系列でその年に取り組んだ勉強内容について記事にしてきましたが次回からは、ポイント毎にこれまでの記事で書けなかったことを中心に書いてみたいと思います。それでは今日はこの辺で。
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プロフィール

Author:スーパーEQ
現在は、メーカーでサラリーマンをしています。
昭和40年生まれ44才。一児(娘)の父です。
平成19年に司法書士試験に合格しました。週末起業からの開業を目指しています。これからの活動、勉強した内容について、記録していきたいと思います。

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